九尾の狐が退治された後、毒を放つ殺生石になったという伝説があり、強大な霊力を放っている霊場となっているようだ。
硫化水素や亜硫酸ガス、砒素などの有毒ガスが噴出していて、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」として古くから知られている。
現在は観光名所となっており、観光客も多く訪れるが、ガスの排出量が多い場合は立ち入りが規制される。
毒性のガスと言われている物の中には無臭の場合があり近づくだけで意識を失い死に至る場合がある。家庭などで使われるガスは本来無臭でありガス漏れを気づきやすくする為にわざと臭いを付けている。
また、ガス会社によって付ける臭いも違う。
殺生石伝説
鳥羽上皇が寵愛した女性で、白面金毛九尾の狐の化身の玉藻前が正体をあらわし、数万の軍勢によって殺害され、石となったという。
1385年(至徳2年)に玄翁和尚によって打ち砕かれ、そのかけらが全国3ヶ所の高田と呼ばれる地に飛散したという。
殺生石が飛来したと伝えられる地は多くあり、美作国高田(現岡山県真庭市勝山)、越後国高田(現新潟県上越市)、安芸国高田(現広島県安芸高田市)、または、豊後国高田(現大分県豊後高田市)と言われている。
栃木県那須郡那須町湯本182