もともと「狼ヶ沢」という小沢と田地があったが、1703年(元禄元年)7月23日に一夜にして大沼が出突然現れた。その日の夜、ある村人の枕もとに白髪の老人が現れ「私は沼の主である。狼沢の田畑の場所をしばらく借りることになった」と告げて姿を消したのだという。
動物の霊が出る、底無し沼と呼ばれ、水死体が浮いてこない、などと言われている。人の霊から馬の霊、人面鯉、亀の幽霊も目撃されている、昔からいわくつきの池。
空素沼の基本情報
江戸時代に沼が出来てからの、1785年(天明5年)~1815年(文化12年)には雨乞いの儀式も行われてたが、怪奇現象があり、これを鎮めるために神社を作ったという。
藩主佐竹義和公の時秋田地方に大旱魃あり、藩主憂い補陀寺の徳善、赤田の是山、天徳寺の義産に雨乞を請わさせたところ、忽ち霊験あり、沼側に一祠を創建、龍神を祀った。
また、沼は川がせき止められ徐々に大きくなったが、人が余り訪れない場所であったため、沼が大きくなっていくのに気づかず一夜で大きくなったという噂が広まったのではないかと考えられている。
秋田県秋田市寺内高野10−25
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