「鹿児島自然百選」にも選ばれた「錫山自然遊歩道」だが、南薩縦貫道が開通するまでは交通量も有り交通事故が起きたり、崖からの転落、自殺なども起きていたという。特に錫山山中から採石場の区間での事故や自殺などが多く心霊スポットと言われている。
現在では廃道となっており立入禁止になっている。
さらに、錫鉱山が全盛期の頃には鉱夫相手の遊女屋も有り、亡くなった遊女の墓も山中にあると言われている。付近の遊歩道では女性の霊を見たという者や、すすり泣く女の声が聞こえて来た、助けを呼ぶ女の声が聞こえて来たという話も有るようだ。
錫山自然遊歩道
江戸時代初めの1655年(明暦元年)11月15日に八木主水佑が錫鉱が発見し事により錫山と言われるようになった。
1701年(元禄14年)より採掘が始まり、1986年(昭和61年)までの約280年間採掘がされてきた歴史がある。愛知県、岐阜県、愛媛などから鉱夫が集められ、1854年頃には約300人が働いていたと言われており、幾つもの史跡が残る。
全長約15kmで一周すると約4時間程のコースとなっている。
鹿児島県鹿児島市下福元町
20年程前、指宿方面へのドライブの帰りに不思議な体験をしました。夏の日の夕方5時頃に錫山の辺りを通ったところで急な夕立にあい、雨はすぐに上がったのですが厚い雲と霧で夜のような暗さになりました。とても薄暗く車のライトを点けて走行していると閉店したドライブインのような建物を過ぎたところで側溝からまっすぐ腕が伸びていました。助手席の友人も今、腕が伸びていたと言い、私も在ったよと言いました。どうすると聞かれましたがどうもしないと言い通り過ぎました。