トンネル工事の事故で亡くなった作業員の幽霊が出ると言われ、作業服姿の幽霊や、トンネル通過中に電車内を歩きまわる血だらけの作業員の霊を見た人も居るそうだ。
1918年(大正7年)に工事が始まり、1934年(昭和9年)に開通したが、期間中に何人もの犠牲者が出ている。
1920年(大正9年)4月1日4時20分、270メートルの熱海口工事現場で崩落事故が発生し、42名が崩落に巻き込まれた。4月8日に坑道奥で作業していた17名が救出され残りの25名が死亡した
1923年(大正12年)2月10日、三島口で崩落事故が発生し16名全員が死亡
1930年(昭和5年)11月26日に発生した北伊豆地震で崩壊事故が発生し5名が遭難、3名が死亡した
丹那トンネル工事の犠牲者全67名の殉職碑が、鉄道省によって熱海側の坑門の真上に建立されている。
静岡県熱海市梅園町25−34