1599年(慶長4年)「みなとや」に毎晩、長い髪を垂らし方を落とした若い女性が飴を買いに来ていた。
女性が飴を買った時に渡した三文銭は翌日には翌日には木の葉に変わっていた。そんな事は数日続き主人は寝込むようになった。
それを聞きつけた近所の若者が飴を買いに来た女性の後を付けて行ってみると、京の都の墓場といわれた鳥辺野(とりのべ)(清水寺あたり)で女性はスッと消えていったのだという。
その事を住職に伝えたところ、その女性は10日ほど前に死んだ女性だと分かった。
女性の遺体のところに行ってみると、死骸の上で水飴を嘗めながら泣いている赤ん坊が発見され無事に赤ん坊は保護された。
死んだ母親が幽霊になって子供の為に飴を買いに来ていた事が解った。
それ以降「みなとや」は「幽霊子育飴」と呼ばれ噂が広がり繁昌したのだという。
助けられた子供は子どもはすくすくと育ち、六道珍皇寺の僧侶になり、1666年(寛文6年)に68歳で入寂したと伝えられている。
京都府京都市東山区轆轤町80
ネットで飴を購入して食べています。
優しい甘さでとても美味しい。観光に行かれたなら、お土産に良いと思います。