かつて弁天池が有ったが、1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災の際に火災から逃げるために周辺の遊女や関係者らが弁天池に身を投げ490名が溺死したという。
何処からかお線香の匂いがしてきたり、まるで遊女とすれ違うかのようにおしろいの香りがスーっと通り抜けることがある、写真を撮ると髑髏やオーブが写る事が有るという。
また、1944年(昭和19年)11月24日から1945年(昭和20年)8月15日まで行われた東京大空襲の惨劇は1987年(昭和62年)の吉原遊廓に生きた女たちの生き方を本格的に取り上げた映画「吉原炎上」でも描かれている。
現在では「吉原弁天池」の大部分が埋め立てられ「NTTビル」が立っており、怪奇現象がいまだに起きているとの噂だ。
すぐ隣には「新吉原花園池(弁天池)跡」があり「大震火災殃死者追悼記念碑」と書かれた関東大震災の殉難者を慰霊する観音像が安置されている。
東京都台東区千束3丁目25−11