深夜に甲冑の音や足音が聞こえたり、森の奥の方に黒い人影が現れ近づこうとするとスーっと消えたそうだ。そして、この黒い影を日た人は数日熱にうなされたという。
また、岩井山の北側に1947年(昭和22年)カスリーン台風による犠牲者を供養する慰霊碑が付近で、夜中にのっぺらぼうのような幽霊を見たという話も有る。スリーン台風で渡良瀬川が大きく湾曲するこの周辺に多くの遺体が流れ着いたそうだ。
カスリーン台風
1947年(昭和22年)9月
日本に接近し、東海地方以北(特に関東地方や東北地方)に死者1,077名、行方不明者853名、負傷者は1,547人、耕地流失埋没12,927haなど、戦後間もない関東地方を中心に甚大な被害をもたらした。
栃木県足利市岩井町54