「死人坂」では深夜にボロボロになったもんぺ袴を着た人たちが、提灯のようなものを手にして腰を丸めながら歩いている幽霊の姿が目撃されている。
その昔、農民が亡くなると、その遺体を樽型の棺桶に入れて坂の上の墓地まで運んでいたが、当時は道も悪く、転んだりして仏様を放り出してしまうこともあったそうで「死人坂」と呼ばれるようになったという。
お盆が近づくと恐れられ、付近の住民たちは夜には近づかないようにしているという。毎年、お坊さんが供養をしているが、この世に未練を残した霊が彷徨っていると噂されている。
千葉県流山市鰭ケ崎