夜に池付近に近づくと白い手が水面から突然現れ池の中に引きづりこもうとしたり、池の中に誘い込もうとするという噂や、少年のすすり泣く声が池のどこからか聞こえてくるとも言われている。
たっちゃん池の由来
1925年(大正14年)07月21日
焼け付くような昼下がり、折しも貯水池工事の真最中の頃、ちょうど昼休みで大勢の作業員が木陰で疲れをいやしていた。
この日、たっちゃんは、妹をつれて池に遊びにきていました。家へ帰ろうとして妹は、池で遊んでいたお兄ちゃんの姿が見えなくなっていることに気づき、急に寂しくなって泣きだした。
作業員が10人ぐらい集まってきて、訳を聞き「それじゃ、行ってみてやろう」と、青年監督官2人が救助しようと池に飛び込んだ。しかし、2人とも池へ入ったまま姿が見えなくなってしまい、やがて3人は30分ほどして、ようやく東北の水底から引き上げられた。
東村山から医者が来て、水を吐かせ、へそにお灸をすえました。「これで反応がなければ、ダメだ」と医者が言いましたが、結局、3人が池で亡くった。昔は、医者がお灸を持っていたようです。
狭山に住んでいたたっちゃんは、関田辰夫君といい10歳の子供でした。河童みたいに泳ぎが上手で、すばしっこい子だったそうです。どうやら、池の中の地盤調査用ボーリング穴にはまって溺れたのではないかとのことです。
この悲惨な出来事のあと、ヤケチョは「たっちゃん池」と呼ばれるようになった。
東京都東村山市多摩湖町
- 2022年(令和4年)7/21(木) 日本全国 最恐心霊スポット完全ガイド