はたご池

その昔、祭事の日に神様に捧げる衣を作るために選ばれた娘たちが機織りの前にこの池の畔に機織り小屋を設けて池で身を清め布を織っていた。

ある時、この池の近くに住んでいた姑が短い期間で長い機を織れと命じられた嫁は期日までに完成させることができず、この池に身を投げたという。

それから、この池から夜な夜な悲しげに機織りの音が聞こえるようになったという。

静岡県富士市北松野2701−1

コメントをどうぞ

体験談や聞いた話、噂、感想、、写真、追加情報などお気軽にコメントを残してください。
*誹謗中傷など、誰かが見て不愉快になる内容は削除致します。