手招き地蔵

別府市と大分市をつなぐ別大国道の緩やかなカーブの線路側にあるお地蔵さんで、1961年に台風により大きな土砂崩れがあり、31名の命が失われその魂を鎮魂するためにつくられたと言われている。

この手招き地蔵に水を掛けると必ず事故を起こすと言われていたり、緩く見通しの良いカーブであるにもかかわらず交通事故が多発しているという。

また、このお地蔵さんの右手が下を向いているのは、本来上向きだった手のひらの上に亡くなった人の魂の重みで下がったのだと言われている。

台風26号の被害で死者78名

1961年10月28日
24日にマリアナ近海で発生した台風第26号は北から北北東へ進み、28日から30日にかけて日本の東海上を北上した。

低気圧と台風の影響で南から暖湿気流が流れ込み、期間降水量が奈良県日出岳で1,200mmに達したほか、九州地方から関東地方にかけて300~500mmの大雨となり、四国地方から関東地方にかけては北東の風が強く、高波が発生した。

九州地方から近畿地方にかけては大雨による浸水害や土砂災害が多く発生し、大分県では満員の大分交通の電車ががけ崩れのため土砂に埋没し、31名が死亡する惨事があった。

この台風により、死者78名、行方不明者31名、負傷者86名住家全壊234棟、半壊444棟
床上浸水10,435棟、床下浸水50,313棟などの甚大な被害が出た。

大分県大分市神崎1270

地域 : 九州地方 | 大分県
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