別名「比夜叉池」とも言われる池だが、女性の霊が湖面に立っているのを見たという人や、小雨降る夜にはどこからか機織りの音が聞こえて来るという。
この心霊現象は平安時代の末期ごろの「三島池伝説」から来ているようだ。
三島池伝説
平安時代の末期ごろ、佐々木秀義が領主をしていた時に、三島池の水がどんどん減っていき終いには水が無くなり旱魃になってしまった。
そこで機織りの上手い乳母の「比夜叉御前」が自ら進んで人柱となる事になり、「比夜叉御前」は機織りと一緒に池に埋められた。
次の日の朝、機織りの音が聞こえ目覚めてみると、池に水が戻ってきたという。
以来、水が枯れることはなく、今でも小雨降る夜は機織の音が聞こえるという。
三島池の基本情報
2010年(平成22年)3月25日に農林水産省の「ため池百選」に選定された。「滋賀のため池50選」にも選定されている。
滋賀県米原市池下