その昔、この地で1人の武士が6人の村人を殺し、遺体を埋めたところに6本の桜を植えた。そのうち5本は枯れてしまい1本だけ残り、村人が大切にしてきた。
そして、この桜を切ると祟られると言われている。
現在も大切にされ、蔵王町指定保存樹木の桜となっている。
鬼子坂の桜
町内でも有数の桜の古木で、この辺りの 古い地名にちなんで「鬼子坂の桜」と呼ばれ ています。 鬼子坂には、昔、侍が村人6人 を殺してこの地に埋葬し、6本の桜を植え 供養したという伝説が残されています。
「鬼子坂の桜」はこの伝説のなごりと伝えら れ、伐れば祟りがあると戒めを込めて守ら れてきました。開花時期が種まきの目安に なるため種まき桜とも呼ばれてきた名木で 地域住民から親しまれてきた緑の文化財と して、末永く保護に努めていきます。
樹種 えどひがん(バラ科)
幹周 約2m
樹齢不明
蔵王町指定保存樹木第8号
(平成14年3月1日指定)
宮城県刈田郡蔵王町大字円田
道路を拡張しようとすると亡くなる方が出るとか
(昭和〜平成の話し)