木で囲われた桜が有り、これが「小糸桜」または「うらみ桜」と言われこの井戸付近で写真を撮る着物姿の女性の霊が写ると言われている。
江戸時代に加賀藩が現在の金沢を支配していたころに御殿に仕える女中に、小糸という美しい女性が居ました。ある日その小糸が主人の妾(めかけ:婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性)になるように命じられます。
しかし、小糸がかたくなに拒んだ為、主人は小糸を切り殺し屍を井戸の中に投げ捨てました。すると井戸から桜の木が生えてきて小糸が桜の木に化けてはい上がろうとしている、と噂するようになりいつしか「小糸桜」と言うようになったと言う。
石川県金沢市兼六町1