ともとは真っ赤に塗られていたため赤橋とか阿蘇自殺大橋呼ばれていた自殺の名所となっていた橋で余りにも自殺者が多いため、飛び降りる瞬間を目撃する人も多かったという。
橋の中央に貼られているお札が、自殺者の霊魂がいまだ辺りを彷徨っている事を物語っていた。突然この場所に差し掛かった時、車から飛び降り、突然この橋から身を投げたという事もあったそうだ。
橋の近くには自殺志願を引き留める目的で「まてまて地蔵」という名前の地蔵尊が設置されてる。
阿蘇大橋の概要
1967年(昭和42年)4月に国道325号のバイパスの一部として着工し、1970年(昭和45年)に完成し、1971年(昭和46年)に全面開通した。開通から飛び降り自殺が相次ぎ、記録によると1981年(昭和56年)から2011年(平成23年)12月までに59件もの飛び降り自殺者が居たという。
自殺防止
1990年(平成2年)、自殺防止の為に約1.5メートルのフェンスを設置。2002年には高さ約2メートルの忍び返し付きのフェンスを設置した。結果、2002年(平成14年)~2011年(平成23年)12月までに約9年間は飛び降り自殺は4件に止まった。
橋の塗装は当初オレンジ色で、地元では「赤橋」と呼ばれ、1994年に景観調和と自殺防止対策として灰色に塗り替えられたが、以降も「赤橋」で呼ばれていた。
熊本地震
2016年(平成28年)4月16日午前1時25分、熊本地震の本震により最大震度7の地震が発生し大規模な土砂崩れが発生し、橋全体が崩落した。
阿蘇市の大学生が車ごと土砂崩れに巻き込まれ行方不明となり、大学生の家族や友人らの手によって捜索活動が行われて同年8月に遺体が収容された。
新阿蘇大橋
阿蘇大橋の600m下流に造られ2021年(令和3年)03月07日に開通式が行われた。
2017年(平成29年)新橋の事業に着手し2020年に全面開通を予定していた。
熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野
阿蘇の赤橋は、現在有りません。
熊本地震の影響で崩れております。
よく読んでから、コメントして下さい。
追加
阿蘇大橋=赤橋
※昔は、赤色で地震前は緑色でした。
最近、近くまで行ったついでに、まてまて地蔵さんの事が気になり、ちょっと立ち寄ってみました。
高森側は、紅白の簡単な車止めと工事現場に置いてある下半分がトラ縞の鉄板で、上半分が編み目になってる2m四方くらいのフェンスの奥にあり、まだご健在でした。
意味不明な小銭が置いてありましたが、今度行く時は線香と少しの花を手向けようとおもってます。
とりあえず、今回は缶コーヒーを置いて、手を合わせてきました。
話は変わりますが、新しい阿蘇大橋は完成までの最終段階みたいですが、やたらと高いフェンスが取り付けてありますがね。