西南の役で知られる田原坂の一角にある小さな峠で、1877年(明治10年)薩摩には薩軍少年抜刀隊という10~13歳の少年達で編成された部隊があり、その薩摩軍と官軍がこの場所で戦い多くの血が流れたと言われている。
次々と仲間が死んでいく中、自らを待ち受けるものも死のみという少年達の心は、恐怖と無念で一杯であったのだろうと推測される。
そんな、死ぬために生まれてきたような少年たちの無念から成仏できず今でも彷徨っていると言われている。
熊本県玉名郡玉東町原倉
熊本県玉名郡玉東町原倉2334−56