どちらかというと漁港としての機能を有する港だが何故か県外からこの港に来て身投げする者が後を絶たないのだという。港の海底から自動車５台が引き揚げられて、全ての車から遺体が見つかったというのもある。

港の岸壁に車を止めて休憩していたところ、パーキングにギアを入れていてハンドブレーキもかけていたはずなのに車が勝手にゆっくりと海の方へ動き出し、おかしいと思ったら後部座席に不気味な笑みを浮かべた複数の女性の霊が運転手を羽交い絞めにし、車ごと海底に引きずり込もうとしていたという話もある。

林田港の事件

海底に車５台、５遺体発見

2003年（平成15年）8月6日
香川県坂出市林田町、坂出港の林田岸壁近くの海底に車５台が沈んでいるのが見つかり、坂出署と坂出海上保安署が６日車内を調べたところ、１台に１人ずつ計５人の死体を発見した。

車体の腐食程度や死体の状態から、５台は数カ月から数年前の別々の時期に転落し、５人は死亡したとみられる。

調べでは、車はいずれも香川ナンバーで乗用車３台と軽乗用車、軽トラック各１台。水深５～１２メートルの海底にあった。

うち４台は男性が所有者で同署は４人の死体も男性とみている。残る１人は性別不明。全員白骨化し最長で死後数年経っていた。うち２人はそれぞれ別時期に家出人捜索願が出された人物とみられる。

車が海中に転落　男性が重体

2014年（平成17年）1月27日
午前7時半頃、坂出市林田町の林田港で「岸壁から車が落ちた」と航行中の船の乗組員から11­0番通報があった。

坂出海上保安署などが海中を捜索し約1時間後に沈んだ車の中­から男性を救出し病院に運ばれたが意識不明の重体。

車の所有者­である高松市の61歳の男性と連絡がとれなくなっており、警察が身元を確認するとともに転落の原因を調べている。港には車の転落を防ぐため­の「車止め」があったが、乗り越えたとみられている。

香川県坂出市林田町