深夜の旧道を走っていると、街灯のない暗闇の中から白装束を着た女が急に現れ、通りすぎて振り返ってみるとその姿が消えている、白装束の女に近づくと煙のように跡形もなく消える、消える直前にニヤリと口元が笑うという話しも有るようです。
深夜に峠を越えたドライバーがルームミラーを見た瞬間、誰も居ないはずなのに後ろのシートに女性が座っていて目が合ったという。
振り返ってみるとやはり誰もいないが、さっきまで誰かが居たかのようにシートが沈んでいることもあるそうです。寝息のような人の息遣いの音を聞いたという話や、窓ガラスに手形が残っていたといはなしもあるようです。
トンネル付近で女性のすすり泣く声が聞こえて来ることも有り、このすすり泣く声は窓を閉めてもすぐ近くに居るようにはっきり聞こえてくるそうです。
この女性の霊は昔に峠を越える途中で命を落とした女性の霊ではないか、交通事故で亡くなった女の霊やとも噂は有るがはっきりとしたことは分かってない。
戦国時代に法華津氏が城を構えて大友氏を迎え撃った古戦場だったこと。かつての宇和島街道の交通の難所で、旅人や労働者が多く命を落とした場所だったこと。これらの「怨念が漂う」という解釈で、心霊現象と結び付けられているようです。
1970年の国道56号「法華津トンネル」の開通以降、テレビの特別番組や怪談本、雑誌などで全国の「旧道」「旧トンネル」が心霊スポットとして取り上げられ「いわくつき」として語られ始め、2000年代以降の心霊ブーム・ネット掲示板・まとめサイトで徐々に広まったようです。
法華津峠の基本情報
法華津峠(ほけつとうげ、ほけづとうげとも言われ「法花津峠」と表記されることもあります)は、愛媛県の宇和島市と西予市の境界にある標高約436mの峠です。市境をなし、かつては宇和島と宇和を隔てる宇和島街道の難所でした。
現在は国道56号とJR予讃線がトンネル群(道路で約10本、鉄道で約9本)で通過するため、峠自体を直接越える必要はなくなっています。旧道は曲がりくねった昔ながらの峠道として残っており、沿道にはみかん畑などの果樹園と雑木林が混在しています。特に宇和島市側は急勾配が特徴で、鉄道でも四国で最も急な区間の一つです。
峠の展望台からは、眼下に段々畑(みかん畑など)と紺碧の宇和海のリアス式海岸、法華津湾、島々(日振島など)が広がる雄大なパノラマを楽しめます。天気が良い日は九州まで遠望できることもあり、足摺宇和海国立公園の一部に指定されています。春の菜の花や秋のみかんの色づきなど、季節の彩りも美しいです。
夕刻には宇和海に沈む夕日と、オレンジ色に染まる海や段々畑のグラデーションを楽しめる絶好の撮影スポット・ドライブスポットです。
法華津峠には、讃美歌「山路こえて」歌碑があります。この歌は、キリスト教伝道者の西村清雄が、法華津峠の景色を見ながら作詞したとされるもので、日本初の創作讃美歌として知られています。
愛媛県西予市宇和町皆田
参考
