昔、ある人がこの杉の木に、ふとした事から傷をつけてしまった。すると、この木から4、5滴の赤い血液が流れ出たのでびっくりしてしまいました。
その出た血はすぐに止まりましたが、その傷を付けた人は重い病にかかり、苦しみながら死んでしまった。という事があったそうだ。
ここの村が町に合併する前、雪深い日に成人式が行われた。その式の帰り、新成人の運転する車が誤ってこの杉の木に突っ込んで車を大破させてしまった。
奇妙な事に車はあれだけ大破したのに、どういう訳か杉の木には接触した跡がなかった。という事もあったそうだ
千足杉の基本情報
大杉の根元には「かけんぞ様(腰を掛けて一休みする場所の意味)」という地蔵様が安置されていてこの谷を通る際に必ず腰かけて一服したそうです。
そして、履いていたわらじを履き替え、古いわらじを杉の木に投げ上げてひっかかると道中安全だとという言われていた。その為「千足杉」と言われるようになったそうだ。
福井県丹生郡越前町寺