1998年（平成10年）5月3日（日）のゴールデンウィークに千葉県に暮らしていた主婦の法子（48歳）さんは、夫、義理の母親、叔父、叔母、娘、孫、の計7人で赤城神社を訪れていた。

その日の天気は雨だった事から神社への参拝は叔父と夫だけで行くことになり他の法子さんを含む5人は車の中で待機することになった。

暫くすると突然法子さんが「折角だから、賽銭をあげてくる」と言い出し、お賽銭代101円を持ち叔父と夫をが居る神社へのほうへと向かっていったそうだ。この時の容子はピンク色のシャツと黒いスカートで赤い傘を差していた。

法子さんが車を降りて直後、娘が子供をあやすために車を降りて法子さんがいる方向に目をやると別方向に向かっている姿を目にした。これが最後の目撃となり忽然と姿を消したという。

その後、家族は警察に通報し地元の消防団を含めた延べ100人以上での大規模な捜索が10日間も行われたが法子さん発見に至らなかったという。

法子さん失踪から7ヵ月後

あるホームビデオがテレビ局に提供された。内容は失踪当日と同じように雨が降る赤城神社にて、法子さんらしき人物が誰かに傘を差し出しているような姿が写りこんでいるものだったが、家族はその女性が法子さんであることを否定。

ビデオの送り主は不明で事件解決に繋がる有力な手がかりは見つからなかった。さらに同じ頃に自宅へと無言電話が数回かかってきていたそうだ。

失踪から10年後

2008年、群馬県警は法子さんの顔写真を掲載した張り紙を500枚配布して情報提供を呼びかけた。
同年6月に法子さんの失踪宣告が出され法的に法子さんは死亡したものとみなされた。

群馬県前橋市三夜沢町１１４