この周辺では人魂を見たという人や、幽霊を見たという人が昔から言われているそうだ。ここは、源義経の愛妾(身分の高い人のそばにいて、その身の回りの世話をする女性)、静御前の霊が祀られている場所でもある。
静御前堂
静御前堂は里人が静御前の短い命をあわれみ、 その霊を 祭ったのがこのお堂であると言い伝えられています。
静御前は、 平家滅亡後、 頼朝に追われて奥州の藤原秀衡 のもとに下った義経を慕って北に向かい、この地までたど りつきましたが、 すでに義経は平泉にたったと聞きとほう にくれてついに池に身を投じたという言い伝えがあります。
かつぎを捨てた所が 「かつぎ沼」 (大槻町南原地内)、 身 を投じた池が 「美女池」 (大槻町太田地内) であると伝え られています。
また、 静御前は乳母と下僕の小六を供にし て来ました。 小六の碑もここに残っています。 小六の碑があるのは、全国の静御前遺跡の中でも例が無く 珍しいものです。
郡山市観光協会
福島県郡山市静町37−13