この、磔者坂(はんもんざか)は鹿児島市吉野町を舞台とする妖怪譚『大石兵六夢物語』で、妖怪との最初の遭遇の場所で主人公が茨木童子に化けた狐から逃げ出した坂でもあり、600年ほど前に多くの重罪人が磔にされた処刑場といわれている場所となっている。
磔者坂(はんもんざか)
約600年ほど前、清水城が島津氏の本城であった頃重罪人を磔にした刑場であったと言われています。
大石兵六夢物語では主人公の兵六が吉野原の妖怪退治に出掛けて、狐の化けた茨木童子(大江山酒呑童子の弟で、目は燃えるように赤く、口は耳まで裂けている怪物)に脅される、最初の場面がこの磔者坂です。
2013年(平成25年)7月
鹿児島県鹿児島市吉野町848