ドゥルリーレーン・シアター・ロイヤル(Theatre Royal, Drury Lane)は1633年から劇場として使われていた場所で様々な俳優の霊が出ると言われている。現在の建物は1812年に建てられた。
最も有名な幽霊は、18世紀後半の貴族風の服を着た「マン・イン・グレイ(Man in Grey)」と呼ばれる霊で、1848年に壁でふさがれた横の通路の中でナイフを刺された男性の遺体が発見され、その霊だと言われている。
俳優のチャールズ・マックリン(Charles Macklin)とクラウン・ジョセフ・グリマルディ(clown Joseph Grimaldi)の霊も劇場に出るとも言われており、チャールズは廊下を霊となって彷徨っていると言われ、ジョセフはピエロ役だった頃の浮遊するピエロの顔が何度も目撃されれているのだという。
ジョゼフ・グリマルディはピエロ役で有名になった俳優だが、重度の病のため舞台から降りざる負えなかった。
以後貧しい生活を強いられたジョゼフは、1837年亡くなる直前に頭部を切り離して埋葬して欲しいという奇妙な願いを託して息を引き取った。
それ以降、シアターにはピエロの顔が出るようになったという。
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