デンデラ野

その昔、食い扶持を減らすために齢60歳を迎えた老人を山に捨て、生きていても「墓に入った故人」とされた

背負われた老人は道中に木の枝を折り続け、折った枝を道に捨てていった。そして、最後の別れ際に息子へ「この枝を目印に迷わず帰れ」と言葉を告げたのだという。

成仏できない老婆の泣き声が聞こえるという噂がある。

デンデラ野の基本情報

遠野市では、昔は姥捨てまたは死者の霊の行く処を「デンデラ野」と言われていた。

岩手県遠野市土淵町山口5地割21−1

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