父恋し夜泣き石 明治初年、浪人とその娘がこの地に迷い込み、小屋を建てて暮らしていたが、あるとき父は猟に出たまま帰らなかった為、父を失った娘は毎日泣きながら暮らし、この岩石に寄りかかったまま死んだという。 夜になると「父恋し・・・父恋し・・・」と忍び泣く娘の声が枇杷野川のせせらぎの中から聞こえてくると云われている。 青森県上北郡野辺地町松ノ木