1924年に築造されたベッドルームが6部屋ある20世紀初頭風の家屋で、「ハイ・ホープス(High Hopes)」の名で知られている。
1974年の11月に ロナルド・デフェオ・ジュニアが両親と兄弟の合計6人を銃で殺害、「頭の中にいる何者かの声に『殺せ』とせき立てられていた」のだと言う。
1975年の12月、この家に引っ越してきたラッツ一家は様々な様々な心霊現象に悩まされ、わずか28日でこの家を手放すことになった。
この事件を題材に『アミティ・ビル・ホラー(The Amityville Horror)』が書かれ、日本でのタイトルは『悪魔の棲む家』が製作された。「アミティヴィルの呪われた家」「オーシャン・アベニュー112番地」などと記載されることがある。
1976年1月にラッツ一家がこの家を手放して以降、噂はあっという間に広まり、多数の野次馬が殺到して近隣の安寧を妨げたため大幅な修繕が行われ、象徴的だった人の顔を連想させる窓は取り除かれた。
観光客が押しかけることのないよう住所も変更され、惨劇が行われた地下室も、修繕が行われた際取りつぶされた。
悪魔の棲む家で起きた事件
デフェオ一家殺害事件(The DeFeo murders)
1974年11月13日
この家の23歳になる息子ロナルド・デフェオ・ジュニアが、彼の両親と4人の兄弟姉妹全員を射殺した。
1975年の裁判で、彼は「頭の中にいる何者かの声に『殺せ』とせき立てられていた」と主張したが、終身刑となり、ニューヨーク州ビークマン(Beekman)にあるグリーン・ハーベン終身刑務所(Green Haven Correctional Facility)に服役している。
ラッツ一家(Lutz family)の引越し事件
1975年12月
ジョージ・ラッツ(George Lutz)がこの家を購入し、妻キャシー(Kathy)と3人の子供とともに引っ越してきた。
しかし、この家に住んでいる間じゅう、ずっと得体の知れない心霊現象に脅かされていた。
だと言われ、わずか28日でこの家を手放すことになった。
この話にヒントを得て、1977年にジェイ・アンソンが小説『アミティ・ビル・ホラー(The Amityville Horror)』を書き、ハリウッドにより同タイトルで映画化された(日本でのタイトルは『悪魔の棲む家』)。
しかし、この話には事実とは異なるところもある。
とはいえ、一家惨殺のあった家にラッツ一家が越してきたことや最後の結末は事実となっている。
メディア
悪魔の棲む家
112 Ocean Ave, Amityville, NY 11701 アメリカ合衆国
アメリカ合衆国ニューヨーク州アミティビル