1903年(明治36年)5月22日、一高生の藤村操がこの滝の近くにある樫の木を削り、「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺した。
その後彼に影響を受けた自殺が相次いだ為、自殺の名所と言われるようになった。
華厳の滝の基本情報
華厳の滝(けごんのたき)は、栃木県日光市にある滝。発見者は勝道上人と伝えられ、仏教経典の1つである華厳経から名づけられたといわれる。
焼身自殺
1903年(明治36年)5月22日
北海道出身で旧制一高の学生だった藤村 操(ふじむら みさお)が「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺した。
巖頭之感の内容
悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て比大をはからむとす、ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。始めて知る、大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。
自殺遺体発見
2019年10月04日先月9月1日に栃木県警のヘリコプターが日光市の華厳の滝付近で遺体を発見した。
3日から大型クレーン車など9台を準備して4日朝に遺体を収容した。遺体は身元不明の男性で、自殺とみられている。
日本三名瀑
華厳の滝
栃木県日光市
落差97m、幅7m/直瀑
那智の滝
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
落差133m、幅13m/直瀑
袋田の滝
茨城県久慈郡大子町
落差120m、幅73m/4段
栃木県日光市中宮祠
栃木県日光市中宮祠2479−2