このスポットは日本三大怨霊の一つ（菅原道真、平将門、崇徳天皇）で学問の神様が祀られていることで知られ、受験シーズンには合格祈願の為に足を運ぶ学生も多く、健康運や仕事運のご利益も有る事から社会人からも人気が高い。

身に覚えのない罪を背負わされ亡くなった後に疫病や異常気象など不吉な事が続き、「道真の祟り」と恐れていた。埋葬した場所に「太宰府天満宮」を建てて供養したという。

太宰府天満宮の怖い話

平安時代の学者であった菅原道真は幼少の頃から学問の才能を発揮し神童と呼ばれていた。5歳になる頃には和歌を詠んでいたという。讃岐国の再建に成功し人々からとても慕われてた。

しかし901年（昌泰4年）に左大臣藤原時平らの陰謀によって身に覚えのない罪を背負わされ家族との別れも許されないままに京都を離れることとなった。厳しい生活を過ごしながら自身の潔白を証明するため必死に訴えたが、その甲斐も虚しく903年（延喜3年）に同地で死去した。その後、道真の無罪が朝廷で証明された。

都では疫病や異常気象など不吉な事が続き、さらに6年後の909年（延喜9年）には藤原時平が39歳の壮年で死去した。これらのできごとを「道真の祟り」と恐れていた。

人々は道真の祟りだと恐れ、埋葬した場所に「太宰府天満宮」を建てて供養したという。本殿の下には今でも道真の遺体が埋まっているそうだ。

福岡県太宰府市宰府４丁目７−１