流人(明治時代まで行われた死刑に次ぐ重い刑罰で、罪人を辺境や島に追放する刑罰)の幽霊が夜な夜な酒盛りをしているという噂が有り、誰かが居るような「はぁ・・」や「う~~~・・・」という声のような音や、ラップ音のような「バンッ」や「カンッ」という音が聞こえてくるそうだ。
また、流人墓地周辺の共同墓地では墓掃除を習慣にしていたおばあさんが、亡くなった後も霊となって墓掃除をしに現れるという。
流人墓地の基本情報
1668年(寛文8年)から1871年(明治4年)の203年間に新島に流された流人は、1333名で、階層別では、武家、百姓、町人、神官、僧侶、無宿者に至るあらゆる者が流された。
この中で赦面(罪を許し、刑罰を免除すること)になった者は489名だが、流刑中に亡くなった者は655名に達し、そのうち死刑、獄死以外の流人のほとんどが、この墓地に埋葬されている。
東京都新島村本村3丁目1−4