鎌倉武士を葬った墓であり、落ち武者の霊が出ると言われている。やぐらの中に並ぶ五輪塔は、主に火葬した骨を納めるなどして供養するために建てられたもで、葬られたのは、武士や僧侶が多かったと考えられてる。
崖面に多数のやぐらが3段、4段と重ねて掘られており、この近辺のみでその数は150以上確認されている。鎌倉周辺地域でも有数の大規模やぐら群となっている。
明治期にはこの山々の下をくぐる名越隧道と小坪隧道の工事で犠牲者が出た頃に、まんだら堂やぐらの北側には結核療養所が建設され、南側には古くから小坪火葬場が位置していたようだ。
神奈川県逗子市小坪