かつては、この橋から飛び降りて自殺した人が多かったと言われており、そんな自殺者の霊がこの橋で彷徨っていると言われている。

現在の橋は3代目なのだが、2017年にここで飛び降り自殺した人も居るようだ。

自殺が多かったと思われるのは、初代の橋（1903年）から2代目の橋（1924年）と思われ、2代目の橋になってからは、自殺防止の金網が張られ簡単に自殺出来ないようになっていた為。

事件・事故

男性が橋から飛び降り自殺

2017年8月30日
午前0：35ごろ空蝉橋から男性がＪＲ山手線の線路上に転落し、通過中の電車にはねられ、全身を強く打った。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察によると、死亡したのは埼玉県蓮田市の会社員の男性３５歳。目撃者の証言によると、男性が橋の欄干を乗り越えて電車が通過する直前に飛び降りたと話している。同署は自殺とみている。

空蝉橋の基本情報

初代の橋は当時、橋の下を通る「豊島線」が開通したのを合わせ、1903年（明治36年）に開通した。この時、2代目の橋が出来るまでに自殺者が多かったと思われる。

1924年（大正16年）に下を通る電車が複々線となり、2代目が作られた。

2代目の橋には自殺防止の為に２ｍ近くの金網が張られいかにも自殺者が多かった心霊スポットとしての面影が有ったという。

1966年（昭和41年）に現在の3代目の橋が作られ、金網などは無くなった。

空蝉橋名前の由来

「空蝉橋」の名前はかつて近くにあった「出世稲荷神社」に枝ぶりの良い立派な赤松があり、そこに多くのセミの抜け殻が有った。

そこを訪れた明治天皇がこれをみて「空蝉の松」と名付けた事により、近くにあった橋も「空蝉橋」と呼ばれるようになった。

東京都豊島区北大塚3丁目 　空蝉橋