白浜を代表する自然景勝地の三段壁だが、自殺が多い事で知られており心霊スポットとしても知られ、大岸壁の手前に、「投身自殺者 海難死没者 供養塔」が設置され、自殺者を思いとどまらせる為のいのちの電話も設置してある。
地下36mには海蝕洞窟が形成されており、断崖上から地中をエレベーターで降りると洞窟内で写真を撮ると心霊写真が撮れる、三段壁の一番端まで行くと無意識に引き込まれてしまう等と言われている。
そういった事から自殺する人が多いという噂が広がり、毎年10人以上の人が飛び込み自殺をしてるという時期も有り、自殺させないためにパトロールもされている。
三段壁の基本情報
1.8km南の海に直立する長さ2km、高さ50m – 60mに及ぶ柱状節理の大岩壁で、断崖絶壁の名勝として知られる。断崖には展望台が設けられており、雄大な南紀の海景を見ることができる。
口紅の碑
三段壁にはあまり人目のつかない茂みの中に大きな岩に文字が刻まれた「口紅の碑」というのがある。
1950年6月10日、許されぬ結婚と病苦から岩に口紅で書き遺し、生まれ変わって一緒になることを誓い合って若い男女が青い海に身を投じた。口紅で書き遺された文字は二人の思いが成就するようにと、友人が翌年の同じ日に岩に刻みこんだといわれている。
口紅の碑にはこう書かれている
白濱の海は
今日も荒れてゐる
一九五〇、六、一〇
和歌山県西牟婁郡白浜町
和歌山県西牟婁郡白浜町2927−52