夜泣き石 その昔、城主の側女お小夜、城主の奥方の怒りを買い井戸に沈められ殺されてしまった。お小夜はそのとき妊娠しており、彼女の死後、井戸や堀の水が乳色に濁り、夜な夜などこからともなく赤子の泣き声が聞こえてくるようになったという。 井戸をさらってみると底から大小二つの石が出て来たので、お小夜とその子が姿を変えたものだと思い、奥方はお小夜に対する仕打ちを後悔し、堀端にこの二つの石を祀り、剃髪して喪に服したという。 埼玉県本庄市児玉町八幡山446−2