お菊塚は怪談話で有名な「番町皿屋敷」の主人公のお菊の墓となっている。「番町皿屋敷」の内容はここでは端折るが「お菊井戸」に掲載してある。
お菊が井戸に投げ込まれ殺害された後に、遺骸は平塚宿内(現在の神奈川県平塚市)の眞壁家先祖代々の墓地に葬られたが、罪人だった事から墓石は立てずに代わりに栴檀(せんだん)の木が植えられたという。
1952年(昭和27年)に区画整理事業が行われた際に眞壁家墓地は全面すべて 手掘りで作業され遺骨はそれぞれ丁寧に集められた。
多くの人々が見守る中、言い伝え通り栴檀(せんだん)の木の下約3尺から座った状態のお菊さんの遺骸が現れたという。
そして、平塚市所有の墓地用地に眞壁家の墓地は移転され、旧眞壁家の墓にお菊塚を建立された。
この詳細は1981年(昭和56年)8月25日版の読売新聞「イマ神奈川のこわーいお話 #6」に掲載されている。
現在は、光円寺の裏手にある墓地に眞壁家墓所が有り、「貞室菊香信女」と戒名が刻まれたお菊の墓がある。
旧眞壁家の墓地があった場所は、紅谷町公園になっておりその片隅に番町皿屋敷 お菊塚が有る。
神奈川県平塚市紅谷町15−22
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