古井戸山の石仏周辺では交通事故で孫を亡くした彷徨う老婆の霊が現れる、森の中で首吊り自殺をした男性の霊が出る、武士の霊が現れる、夜になると井戸の周辺で足音や声が聞こえるそうだ。
近くには「泉蔵院」「稲荷神社」「竹間神社」「 主稲荷(つかさいなり)」「木下稲荷」などなどの寺や神社が密集していることから、霊道になっているのではと言われている。
古井戸山の石仏
馬頭明王像は宝暦8年(1758) に造立されたもので、その名称は頭上に馬頭をいただき怒った顔つきをしているところに由来し、馬頭観音とも呼ばれる。 馬頭明王は、 江戸時代になって馬などの家畜の守護神として信仰され、各地に石仏が多く造立された。
地蔵菩薩立像(古井戸地蔵) は、子どもたちが生きているうちも死んだ後も地蔵によ って導かれ、救われることを願って、安永8年(1779) に造 立されたものである。
これらの石仏がこの場所に立って いるのは、「鎌倉街道」と呼ばれるこの道が当時主要な道で あったことをうかがわせる。
埼玉県入間郡三芳町竹間沢