深夜にここを訪れると、目に見えないこの世の人では無い者が通り過ぎるように冷たい風が体をかすめて行くという事や、向こう側の池の畔で人のように蠢く黒い影が現れスーッと消えてゆくという事や、誰も居ないのに誰かが居るような気配を感じる事もあるそうだ。
また、誰も居ないのに水辺でで誰かが居るようなパシャパシャという音が聞こえてくることもあると言われている。
こういった現象の原因となったのは江戸時代に水害事故が起き何人もここで亡くなり地縛霊としていまだに彷徨っているとの噂。
2005年(平成17年)9月4日には集中豪雨により杉並区と中野区の一部住宅が浸水する被害が発生した。(浸水家屋はおよそ3000戸)
和田堀公園の基本情報
1933年(昭和8年)に大宮八幡宮の境内地一帯とともに和田堀風致地区に指定され、翌1934年に株式会社大宮八幡園(現・京急開発)が経営する娯楽施設「大宮八幡園」としてボート池、釣り堀等が整備された。
戦後は、和田堀池を中心に、スポーツ施設や調整池を含む都立公園として再整備され、現在では隣接する善福寺川緑地とともに武蔵野の自然が調和した公園となっている。
希少鳥類の観測地として知られカワセミ、ジョウビタキ、ウグイスの姿も観測される。公園内では野鳥観察を楽しむ来訪者も多い。春には桜の名所として多くの来訪者が訪れる。
東京都杉並区大宮2丁目23