九十九神社

九十九神社は自害した99人の侍女を祀っているため、「白い着物を着た女性の集団を見た」という目撃談や、「川の音に混じって女性の泣き声が聞こえる」といった噂があります。

神社の北西に「桔梗の前」の霊を弔う桔梗塚もあり、こちらの塚は触っただけでも祟りがあると言われています。

非業の死を遂げた女性たちを「慰める(供養する)」場所であるため、不敬な態度で訪れると「連れて帰ってしまう」というような、心霊スポット特有の戒めが語られます。

非業の最期を遂げた女性たちの霊を静かに慰める「鎮魂の場所」として捉えるのが、この神社の正しい向き合い方と言えるでしょう。

もし訪問される際は、日中の明るい時間帯を選び、歴史に敬意を払って参拝することをお勧めします。

九十九と書いて「つくも」と読みますがこちらでは「きゅうじゅうきゅう」と呼ばれます。

九十九神社の基本情報

将門が戦に敗れて亡くなった後、彼の后である桔梗姫(ききょうひめ)と、彼女に従う99人の侍女たちがこの秩父の山奥まで逃げ延びました。しかし、追手に追い詰められ、彼女たちはこの地で自害したと伝えられています。

その亡くなった99人の御霊を哀れんだ村人たちが、彼女たちを祀るために創建したのがこの神社です。

神社のすぐ脇を流れる川は大血川(おおちがわ)と呼ばれています。99人の侍女たちが自害した際、その血で川が七日七晩にわたって真っ赤に染まったことから「大血川」という名がついたといわれています。

神社の近くには桔梗姫を弔ったとされる「桔梗塚」もあり、今でも地元の方々によって大切に守られています。

埼玉県秩父市大滝

地域 : 関東地方 | 埼玉県
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著者: 管理人

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