蕃山隧道(通称:あほう道のトンネル)

以前に日生側(南側)の道沿いに白い一人掛けソファー二脚が不法投棄されてあり、そのソファーで女性が自殺したそうです。

それ以降、自殺した女性は地縛霊となりこの付近に出るようになったと言われ、夜にそのソファーに座って写真を撮ると自殺した女の人が写りこむ、または女性の霊が出る(現在はソファーは撤去されています)、トンネル内でクラクションと鳴らすと女性の霊が出る写真を撮ると女性の霊が写ると言われています。

夜間に通りかかると、自殺した女性の幽霊が座っている姿が見える背後から視線を感じるすすり泣く声が聞こえてくるといった噂も有るようです。

蕃山隧道は古い構造のトンネルであり、周囲を山林に囲まれているため昼間でも薄暗く、静けさと独特の圧迫感があります。

クラクションを3回鳴らす

このクラクションを3回鳴らすという「霊を呼び出すための儀式(合図)」または「怪奇現象を引き起こすきっかけ」は各地に有るが、もともとは霊柩車が死者の魂が乗り遅れない様に発車の時に鳴らす行為から派生した行為だと思われます。

他にも霊柩車がクラクションを鳴らす理由は「故人を弔う」「邪気を払う」「未練を断ち切る」「旅立ちの合図」という意味も有るようです。

クラクション(警音器)を無闇に3回鳴らすなどの不必要な乱用は、道路交通法違反の「警音器使用制限違反」に問われ、反則金3,000円が科される可能性があるため控えましょう。

蕃山しげやま隧道ずいどう(通称:あほう道のトンネル)の基本情報

1930年5月に竣工した「岡山県道260号八木山日生線」にある短いトンネルで、当初は岩盤を掘削した古い構造でしたが、老朽化に伴い安全のために内部を鉄板(ライナープレート)で補強。

備前市の蕃山地区と日生町日生を結ぶ峠付近に位置しており、トンネル前後の県道260号はすれ違いが困難なほど道路幅が狭い区間(いわゆる険道)となっています。

交通量が非常に少なく、周囲をうっそうとした山林や苔むした石積みの法面に囲まれているため、昼間でも独特の静けさとノスタルジックな情景が漂っています。

1930(昭和5)年竣工
延長約40m
幅員5.2m

「あほう道」の由来

「あほう道」の由来については明確な史料はなく、昔からの俗称である、狭く険しい山道だったことに由来する、怪談や噂とともに広まったなど諸説ありますが、どれも決定的な裏付けは確認されていません。

穂癖に在る麻宇那(あそうな)と南側の日生(旧名・星村)をつなぐ道で、麻星道(あほし)からあほう道と呼ばれるようになったのでは?との話も有るようです。

蕃山しげやま」の由来

トンネル名の「蕃山」は、この地域の地名に由来します。地名は江戸時代の儒学者・政治家である熊沢蕃山(くまざわ ばんざん、1619年(元和5年)- 1691年9月9日(元禄4年8月17日))にちなみます。

熊沢蕃山は1657年(明暦3年)39歳に現在の備前市蕃山(旧:和気郡寺口村)へ移り住み、約4年間この地で農地開発や河川改修、村人への教育に尽力しました。そのことから、地域は「蕃山村」と呼ばれるようになったと伝えられています。

岡山県備前市蕃山

参考資料

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