別名ゆうれい寺と言われている寺で迫力ある「ゆうれい掛軸」のレプリカが開帳されている事で知られ、夏には「ゆうれい祭り」が開催されその際に本物の掛け軸が年に一度だけ公開される。
寺を創建した「実底(じってい)和尚」が、夜な夜な境内裏の池に現れる幽霊を描いたもので、これを幽霊に見せるとあまりの自分の醜さに驚き、以後現れなくなったと伝えられている。
西郷隆盛(さいごうたかもり)が西南戦争の際に本陣として利用したことでも知られている。
「ゆうれい祭り」は8月上旬(過去8月3日)に行われている。
永国寺
本尊は釈迦如来で、曹洞宗蓬来山永国寺という。第九代相良前続公が開基、一徑永就和尚が開山し、寺院の創立は応永十五年(一四〇八)とも十七年ともいい、第二代住職實底和尚の時である。
明治十年西南の役の際、約一ヶ月程西郷軍の本営となったところでもある。
寺宝として有名な幽霊の絵がある。」
人吉市教育委員会
熊本県人吉市土手町5