七霊の滝では、人魂がでたり、霊が出る、どこからか人の様は声が聞こえてくるという。
1185年(文治元年)に、壇の浦で敗れた平家一門の残党の女官たち7人が、深い滝つぼに身を投げ、入水して果てたところでもある。
女房たちの非業の死を哀れんで、里びと達が遺体をねんごろに葬り、滝の上にお堂を建てたのが、七霊宮の縁起とされている。
入水した7人の女官たちは、ナマズに化身したという伝説もあり、干ばつのときには、姫の木像を滝渕で荒い清め、雨を乞えば必ず霊験ありといわれている。
福岡県みやま市山川町甲田