過去に土砂崩れで人が生き埋めになって亡くなった人や、トンネルの上のほうで自殺者がいてこういった人々が地縛霊となって彷徨っていると言われています。
人によってはこのトンネルでは必ず心霊現象が起きる(肝試しに行くと何かに遭遇するとも)と言う人も居て、誰も居ないのに低い唸り声のの音のような「ううう…」という音が聞こえてきたり、暗闇の奥に人影のようなものが立っている、肝試しに行った人が「妙な気配」を感じた人も居るそうです。
しかし、声に関してはトンネルの形状(斜めにカットされたような竹槍の先端やメガホンのような斜め入り口)が音を拾いやすいため、自然現象の可能性もるという見解も有ります。2chの古い書き込みでは、この辺りは森になっていることから動物の霊といった抽象的な噂も有ったようです。
周囲は山林に囲まれていて昼でも薄暗く、廃線特有の静けさがあるため、不気味に感じやすい場所でもあります。心霊スポットとして語られることがありますが、実際には地元の方々の生活道路として日常的に利用されている場所です。
現在も車で通り抜けることが可能ですが、道幅が非常に狭く(1車線分程度)、対向車とのすれ違いは困難です。また、天井が低いため背の高い車両は注意が必要です。周辺はウォーキングコースとしても整備されており、徒歩での散策も推奨されています。
双瀬隧道( 西山1号)の基本情報
この隧道は、かつて新城市(旧鳳来町)と設楽町を結んでいた「豊橋鉄道田口線」の鉄道トンネル跡であり、現在は道路(市道)として利用されている非常に情緒ある遺構です。
双瀬隧道の最大の特徴は、安山岩の岩盤をくりぬいて作られた「素掘り」に近い荒々しい内壁です。特に北側の入り口付近は、斜めに切り立った岩肌にそのまま穴が開いたような独特の形状をしており、鉄道ファンや隧道愛好家の間で「田口線跡で最も絵になるトンネル」と評されることもあります。
トンネル周辺や内部では、溶岩が冷えて固まった際にできる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という、柱状の割れ目を持つ珍しい地質構造を観察することができます。「新城市の地質百選」にも選ばれており、学術的にも貴重なスポットです。
北側にもう一つの短い「宮裏トンネル」があり、セットで探索されることが多いです。
田口線(たぐちせん)
豊橋鉄道(旧田口鉄道)が運営していた山岳路線(全長22.6km)で、本長篠駅(JR飯田線接続)から三河田口駅までを結んでいました。主に森林鉄道として木材輸送を目的に建設されました。
双瀬隧道の歴史
1929年(昭和4年)木材輸送を目的として一部開業。
1932年(昭和7年)田口鉄道(後の豊橋鉄道田口線)が開通した際に建設されました。当時は本長篠駅と三河田口駅を結ぶ重要な足として機能していました。
1965年(昭和40年)一部区間休止
1968年(昭和43年)に田口線が廃止された後、線路跡の多くが道路に転用されました。双瀬隧道もその一つで、現在は新城市副川付近の市道として、地元の生活道路や散策路として活用されています。
愛知県新城市副川西山
