その付近では深夜、手まりをつきながら遊ぶ少女の霊が道路中央に浮かび上がると言われている。
車で走行していると忽然と目の前に現れ、跳ねたと思い、慌てて調べてみても何もないのだという。

この「拝島橋」付近には「左入切通し」と言う山を切り崩して作られた道であり、ここで亡くなった少女の霊が出ると言われている。現在は「国道１６号」として交通量も多い道路となっている。

戦前、この切り通しの拡張工事があり、そこで働いていた父親を尋ね娘が来たが、大雨による土砂崩れに遭遇し、そのまま生き埋めとなった事故が起きた。

しかし当時は、作業の工程日数の関係で遺体は捜されること無く工事完了を迎えてしまった。

その後、再び大雨により土砂崩れが起き、その時にその少女と思われる白骨死体が出土したと言う。

手まりで遊ぶ少女の霊は、この生き埋めになった少女であると言われている。

東京都昭島市拝島町4丁目22